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まさかの5月米国雇用統計・非農業部門雇用者数は3万8000人増にとどまる。6月以降の利上げは見送り濃厚

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5月米国雇用統計結果

昨夜発表された米国雇用統計。
非農業部門雇用者数は予想の16.4万人、前回の16万人から大幅減の3.8万人(3,8000人)。
2010年9月以来の最小の増加数でした。

この背景には以下のことが挙げられています。

4月からストライキに入っていたベライゾンの従業員は今回の雇用統計の調査期間に給与を支払われていなかったため、統計上失業者と見なされた。政府はベライゾンのストにより情報部門の雇用の伸びは3万4000人押し下げられたと推計。ストは妥結し、ストに入っていた従業員は6月1日付で職場に復帰したため、6月の雇用者数は底上げされると見られている。
(参照:5月米非農業雇用は3.8万人増、今夏利上げ観測後退

また、前月分の非農業部門雇用者数が16万人増→12.3万人増、
増加数が減ったこともドルの下落に拍車をかけました。

失業率は予想の4.90%より良い数値の4.70%。前回の5%より改善されました。
もしこれが前回より悪かったらドル売りの方向へもっと進んでいたと思われます。

  米労働省が3日発表した雇用統計によると、5月の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比3万8000人増加した。増加幅は2010年9月以来で最少となり、ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の下限を下回った。前月は12万3000人増と、速報値の16万人増から下方修正された。米通信会社ベライゾン・コミュニケーションズで約3万5100人が関わったストライキも5月の数字に影響した。

  JPモルガン・チェースの米国チーフエコノミスト、マイケル・フェローリ氏は「雇用の伸び減速はあらゆる業界に広がっているようだ」と述べ、「経済成長の勢いや今後の見通しに疑問を生じさせる統計だ。6月利上げの可能性が排除されたのは言うまでもない。7月利上げを見込むにはデータがかなり強く持ち直さなくてはならない」と続けた。
(参照:5月米雇用統計:雇用者数3.8万人増に減速、ほぼ6年ぶり低水準

ストを行っていた従業員が職場に戻ったことから6月の数値は改善されそうですが
今回下方修正された12.3万人より多くないと利上げ時期はさらに見送られることになります。

日本は増税延期、デフレへ戻りそうな背景もあるため円高になりやすい状況下で
今回の雇用統計の悪化なので円高圧力は来週以降さらに強くなりそうです。

 

ドル円チャート

ここでドル円のチャートを見ていきましょう。

週足

usdjpyweekly

値幅の大きい陰線の包み足であり、終値ベースの意識されていたライン(111.531)付近で
再度意識されて上昇を抑えられた形になりました。

週明けにストキャスティクスが上昇トレンドを維持しているかに注目し
ダウントレンドになっていたら下落が加速しやすい状態になります。
包み足の値幅分を動きやすい状態になることを想定しておきます。

週明けから下落してきたら105.195-549のゾーンをターゲットにし、
抜けてきたら104.05付近を目指していきます。
ここを終値で抜けると下落がさらに強くなり103.45付近、
最終ターゲットは101.58付近になります。

日銀による介入最終リミットは104.05付近であり、ここまでで何かしら対応し
円安誘導を成功させないと101円台も早ければ来週、再来週にいきそうです。

日足

usdjpyday

106.135の終値ベースのサポートラインに迫っています。
金曜日の安値と終値がほぼ同じなので下落圧力が強いことがわかります。

週明けは窓空けになる確率が高く、106円割れ、105.55付近を目指す形になりそうです。
106.315を終値で抜けることで下落が加速しやすくなるので
105.20、104.69、104.13付近のサポートライン付近を順番にターゲットにしていきます。

下落が収まり多少戻してきたとしても107.499-108.277のゾーンを
終値で越えるまでは下落が強い状態が続くことになります。

 

ドルインデックス

次にドルの強さを図る上で重要なドルインデックスを見ていきましょう。
昨日の雇用統計で大きく動いたので、ドルストレートの動きと強さが顕著に出ています。

週足

usdindexweekly

強い下落傾向が続いているので、今回の雇用統計の結果が良ければ95.98-96.30の
意識されていたゾーンを終値で越えていけましたが、結果が悪かったので
下落がより強く出てきました。

陰線の包み足になったのでこの値幅分を動くとなると91.76付近となり
93.00-06を終値で抜けてくるかどうかが来週の焦点になります。ここを抜けない限りは
ドルの弱さは加速できないので、ドル円、ドルストレートは戻りが入っていきやすくなります。

ドル円の下落、ドルストレートの上昇が止まる可能性がある最初のタイミングは
93.00-06に到達する動き、到達後の動きを確認し、各通貨ペアの動きを見極めていくようにします。

 

日足

usdindexday

日足のドルインデックスではトレンド転換後の値幅をちょうど到達し
終値ベースのサポートライン付近でもあるため、多少戻りが入る可能性を残しつつ
93.79を終値で抜けてくるようだと、さらに下落が加速していきやすくなります。
そのため週明け月曜日、火曜日の動きが特に重要になります。

 

まとめ

週明け以降のドル安中心の相場、円相場の円高要因がどこまで影響するかは
その時の状況で判断していきますが、基本は値動きの概念に沿った動きをします。

イレギュラーな動きは狙わずに、値動きの概念に沿った動きの時に
トレードすればいいので、トレンドに反した動き狙い、急な動き後からの途中エントリーは
極力避けて、タイアップ特典のROSE FX手法と戦略レポートの考え方に沿うようにしましょう。

参照:デューカスコピー・ジャパンとのタイアップ企画(特典レポート2種類)

 

動きがわからない時、急激に動いた時はリスクが高いのでやらない。
谷(ボトム)を作って反発、山(トップ)を作って反転してくる動きを見極め
常に冷静に対応できるようにしておくことを心がけてください。

 

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